事の発端

柴崎「あんた堂上教官の部屋、入ったことある？」
笠原「男子寮でしょ？入ったことあるワケないじゃん！」
柴崎「それが入れないこともないのよね～」
笠原「あんた、まさか入ったことあるの？」
柴崎「♪～～」
笠原「うっわ！ホントに？！どうやって忍び込んだのよ？！忍者か！」
柴崎「忍び込んだんなんて人聞きの悪い・・・ンなことするわけないじゃない！このアタシが！」
笠原「じゃあどうやって入ったのよ？」
柴崎「堂々と。真正面から」
笠原「ちょちょちょちょ！ちょっと待って？！」
笠原「え？アンタは男子寮の寮監さんをノシて、堂々と男子寮の廊下を歩き、堂上教官の部屋まで行ったっていおの？！」
柴崎「ノシてってのが引っかかるけど、ご明察～」
柴崎「知ってる？笠原。堂上教官、あの人部屋になんと宝石箱みたいな箱置いてるのよ？」
笠原「宝石箱？」
柴崎「そう！ジュエルボックスね！中が気になると思わない？」
笠原「ジュエルボックス・・・」
柴崎「流石に図書館の華であるこのアタシが２回も堂上教官の部屋に押しかけたら、相当の噂になると思うのよね～。でも、私は、あの箱の中身が気になる！」
笠原「・・・・で？」
柴崎「で、タスクフォースのあんたに相談なんだけど、あの箱の中身、調べてきてよ」
笠原「今さらっと犯罪めいたこと言った！！」
柴崎「堂上教官の部屋・・・。入って見たくないの？」
笠原「う・・・ううう・・・」
柴崎「私は入ったわよ？」
笠原「・・・・・柴崎は堂上教官の部屋、入ったんだ・・・・」
柴崎「（効いてる効いてる）入ったわよ？」
笠原「・・・・・」